製造業を本業とする会社というのは、常に品質管理や製造環境の問題と無縁ではいられません。
より品質を高めることが至上命題となるわけですが、それは芳川紙業にとっても同じことです。品質や品質管理の向上には、「これだけやればOK」という終着点はなく、永久に続くものです。 つまり、現段階で考えられる最善の品質管理が行なわれているからそれでOKということではないのです。
そこで、求められるのは姿勢です。現在の状況に満足せず、将来に向かって品質管理の向上を続けていく姿勢があるのかどうかこれが非常に大きな意味を持ちます。
芳川紙業は品質管理や製造環境における現在の状況に満足せず、常に上を見ていく会社としての姿勢を持ち続けたいと考えております。 このことはISO9001の取得においても、大きな評価ポイントとなりました。
2006年2月2日、芳川紙業は「ISO9001 JMAQA品質マネジメントシステム」の認証を取得しました。これは芳川紙業が実施している品質マネジメント(品質管理)が、国際規格である「ISO9001」の適用規格に適合していることを、社団法人日本能率協会審査登録センター(JMAQA)から認証されたことを証明するものです。
芳川紙業が実施している品質マネジメントが厳格な国際規格に適合していることを客観的に評価するものですが、この認証取得のポイントとして「芳川紙業の姿勢」が高く評価されたという事実がありました。
現状に満足せず常に将来を見据えた姿勢が、「国際規格」であるという評価をいただきました。
品質方針
芳川紙業株式会社は、「包む」技術の原点を見つめ、パッケージのオールラウンドプレイヤーとして段ボール、プラスチックダンボール、紙器の設計・製造・販売活動を通じ、お客様に満足していただける商品とサービスを提供し お客様の成長に貢献する事で 喜びと満足 をいただけることを目指して 経営理念に基づき品質方針を定めます。
品質方針 お客様第一主義
お客様第一主義とは
顧客側に立って物事を考え改善・提案していく事であり、品質保証を顧客満足度の最重点と考えていく
- 品質保証
「お客様の要求事項を満たす事そして」 - 要求仕様通りの製品を作る
- 数量・納期・納品等、約束事を守る
- 常にコストを意識する
- 継続的に改善提案を行う
- 衛生、環境に配慮した製品を提供する
- 法令・規制要求事項を遵守する
- 顧客満足度
「品質保証を通じて信頼を得、継続的改善と提案により我社の価値の評価を得る事」 - コミュニケーションを通じた信頼の満足
- 応対・接待が良好で好感度の満足
- 品質が保証されている信頼の満足
- 全ての処理が正確である安心の満足
- 細かい配慮が行届いた心の満足
- クレーム対応が適切で再発不安のない安心の満足
- 実現のプロセス
「内部コミュニケーションを通じてP.D.C.Aを実行し、レビューによる継続的改善により実現を目指します」 - 目的達成の為に全員が心を一つに結集し取り組みます
- お客様のニーズを先取りし、継続的に改善することで、製品とサービスの向上を目指します
- 当座の処置ではなく、客観的証拠で再発防止に努めます
- 経験、勘に頼らず、事実、データで取組みます
- 常に経費節減に努め、効率的な活動により、価格競争力を付けて行きます
代表取締役社長 久門 健
安定供給という品質
製品が安定して供給されることはお取引先様の業務において大変重要なことです。何らかのトラブルで安定供給ができなくなることは、お取引先様だけでなく、その先にあるお客様に対してもご迷惑、ご不便をおかけすることになってしまうからです。 製品を安定してお届けできない事態が発生した時、芳川紙業に原因がある場合はもちろんですが、それ以外のところに原因があったとしてもそれは理由になりません。
生産体制だけでなく購買、そして物流など全ての工程において危機管理を徹底することにより、あらゆる局面においても安定供給を実現する最大限の体制を整えております。 一見すると地味なことかも知れませんが、芳川紙業は安定供給も大切な品質であると考えています。
段ボールの日焼け防止
段ボールは素材の特性上、日光による日焼け、変色の問題があります。近年ではこの問題の改善に対するお客様のニーズが多くなってきており、芳川紙業は段ボールの日焼けを防止するため、工場と倉庫の窓ガラスにECOP社のIP・UVカットコーティングを施しました。赤外線の92%、紫外線の99%をカットし、段ボール製品の日焼け防止に高い効果を得ることに成功しました。
窓ガラスにコーティングを施した結果、室内温度の上昇を10%〜20%抑えることもでき、また虫が寄りつきにくい防虫効果も同時に得ることができました。品質と環境意識向上の一役を担っております。