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緩衝設計事例⑦
緩衝設計事例⑦※写真をクリックすると拡大されます

商品名ロック付きロの字パット

材質BF C5C5

説明
【得意先】
POP関係
【依頼内容】
今回、大きなアクリル製の部材を2つと小さな部材1つを同じパットで緩衝するようにご依頼を頂きました。前回ご紹介しました、緩衝設計事例③「変形六の字パット」でアクリル製の梱包商品の内容が変更になり、設計内容を変更したものです。
【商品説明】
内容物は前回と同様、「コの字」の大きなアクリル製品が2個、「T字型」の小さなアクリル製品が1個、それ以外の部材商品が大幅に変更、これにより配置も変わり、今回は前回と設計内容を変更する必要がありました。
今回は、「コの字型」アクリル部材をロの字パットで包み、左右の動きを止めるように切込みを入れてロックをかけました。
ロの字パットの天面中央部分にスペースがある為、そこに「T字型」アクリルを落とし込むように設計しました。
「T字型」アクリルを押えるため、差し込みで押えて固定します。

このように、内容物の細かい変化に対応し、商品にあった設計を行っています。

小Lot可能な簡易緩衝
小Lot可能な簡易緩衝※写真をクリックすると拡大されます

商品名変形ロの字パット簡易緩衝設計

サイズ枠①1275×300 枠②1330×407 材質WF K5SK5

説明
【得意先】
検知器メーカー
【依頼内容】
以前の梱包形態は枠を長面のみ囲い、スチロールコーナーを入れ内箱に収め、さらにスチロールコーナーを入れて外箱に入れ、さらにケースのへこみを無くすため、大箱に入れなくてはいけませんでした。今回、運送会社のセーフティーBOX(プラスチック製ケース)での配送を検討されることになり、梱包を小さくしたいとのご要望と製品Lotが少ないため、出来ればトムソン抜きのような大Lot仕様ではなく、木型を使わずに簡易な方法がないかとの依頼でした。
【商品説明】
中の製品は重量が重く(10Kg以上)精密機器のため、注文先からの要望を聞いていくにつれ、このような過剰ともいえる梱包形態となったそうです。内容物は本体、板状の付属品が2枚になります。通常ならば前例のようにケースに収めればよいのですが2枚の付属は動かないようにすることと、ケース内壁に触れてはいけません。(衝撃で割れないように)ケースだと動いてしまうため2枚を止める必要があります。
さらにセーフティーBOXは入るサイズが1つしかなく、BOXの内寸に合わせる必要があります。
まずは今まで内箱にしていたケースを無くし、本体を枠①で囲います。枠①は六の字になっており、本体の横に空間を作りそこに板状の付属を1つ入れています。
さらに枠②で短面側覆います。①、②の間には付属品を配置して囲うように止めています。後はスチロールコーナーを四隅に合わせて外箱に収めます。これで内壁との空間を作り緩衝効果を上げます。これで内箱分とスチロールコーナー1回分が無くなり、指定BOXに収めることができました。

このように過剰梱包を簡易に、さらに枠は木型不要なため、費用と注文Lotを少量にすることが可能です。

高さ調整が可能な中枠
高さ調整が可能な中枠※写真をクリックすると拡大されます

商品名3種兼用中枠

サイズ展開寸法450×255 材質AF C5C5

説明
【得意先
検知器メーカー
【依頼内容】
現在、似たような3種の検知器を3様に梱包しているため、在庫スペースの圧迫と作業効率の悪さを改善したいとのご依頼。中の緩衝に中枠を使用されていて、ケースも3種あります。今回はケース、中枠も3種兼用にしたいとのご相談です。検知器は高さの違いと少しの形状違いです。
【商品説明】
従来の製品は検知器に中枠を巻くだけのシンプルな梱包でしたが、テープ止めが多く、3種ともに専用の中枠、ケースがありました。そこですべてを覆うように中枠を改良し、高さをリード罫で変更できるようにしました。高い場合でも低い場合でもケースの蓋を閉めることで押えられ、本体が動いてしまうのを防ぎます。
これで高い1種と低い2種を兼用できます。背面には差し込みを作成し、無駄なテープ止めを無くしました。

このように、非常に似た製品を兼用することで、在庫管理や作業効率の業務改善につながります。

緩衝設計事例⑥
緩衝設計事例⑥※写真をクリックすると拡大されます

商品名変形フックボード什器緩衝設計

材質BF C5C5

説明
店舗などの棚側面や壁に釣り下げてあるフックボード什器。簡単なものは平たく、そこにフックなどを取り付けるだけですが、最近は一部分が飛び出たり、棚があったりと仕様が複雑になっています。今回の事例は、このような変形什器の緩衝設計になります。
【得意先】
POP関係
【得意先からの要望】
フックボード什器と長方形型の薄いケース、2点の付属品を1セット梱包したいとのご依頼で、フックボードの真ん中部分に三角形の立体になった棚があり、そこにPETパーツがついていて、この部分が輸送時に動かないよう緩衝して欲しいとのご要望でした。
【商品説明】
今回、変形のロの字パット1つで緩衝できる構造に設計しています。
まず、長方形の薄いケースは開梱時に取りやすいように一番上に置く必要があり、高さがないため、口の部分にさらにロの字を作成し、高さを調整して①に配置します。ロの字パットをそのまま伸ばし、②で三角部分のPETパーツを押え止めます。他の付属品2種は空いたスペースにテープ貼りとなります。

変形の什器と付属品が多数ありますが、できる限り簡単に、緩衝部材を少なくするように設計をしています。

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